スマホのなかに
GWいかがお過ごしですか?
トッポのおかげで朝晩(時には昼も)の散歩が日課になり、季節をより近く人感じるようになりました。
今の時期は、躑躅(つつじ)の花が綺麗です。山面には黄色いような白色が混じります。これはツブラジイという木の花だそう。桜の時期もいいけど、5月ってやっぱりいいなぁってこの季節になるたびに思います。
一年ごとにやってくる季節、その時その年で発見があるのが本当に素敵。
さて、このGWは久々に人が多く集まる公園に行ってきました。
私が行った公園は山の間際にあって、駐車場の場所から公園まで、とても緑が多い場所を歩いて公園に向かいます。GWということで、いつにも増してたくさんの人が歩いている姿を目にしたのですが、人々の姿を見たときに、なんだかとても新鮮でした。
なぜなら、みんなスマホをみていなかったからでした。
いつからでしょうか。私たちが片手にスマホを握りしめて移動するようになったのは。
バスを待っている人。電車に乗っている人。街を歩いている人。時には自転車をこぎながら。
車を運転していてふと歩道に目をやると、赤ちゃんを前に抱いて歩いているお父さんが歩きながら見ていたのは、右手に持ったスマホの画面でした。

森の中を歩いているひとたちが、スマホを見ていなかったのはなぜなんだろう。
リラックスして、緑あふれる空間で、気のいい空気のなかを歩くことが、スマホより刺激的なわけがないのにね。
でもきっとほんとに欲しいものがなんなのか、スマホのなかにはないってことをほんとは知っているからじゃないかなぁ。
久々に人々がスマホなしで歩いている姿を見て、とってもそう感じた。
(というか、スマホ見ないで歩いてる人を久々に見たということが衝撃だったよね。なんか懐かしかったよ。なにかなと思ったら、スマホがまだ世の中にない時代に行ったディズニーランド。人が前をみて歩いてる姿が懐かしかった)
スマホでみる世界は刺激的ですが、意図的に人の興味をそそるものがばらまかれているから。
どこかでわかっていても、ついついその網にかかってしまう。
本当は知っているのにね。
自然の中で感じた気持ちよさ、リラックスした自分。
そっちの感覚を信じて、そっちの感覚をもっともっと育てたいものです。
じゃないと、こんなに大切なものなのに、わからなくなってしまうよ。
たまには緑のなかを、ただただ歩いてみる。
オフィスとなにが違うのか。体がなにを感じているのか。
研ぎ澄ませてみれば、すぐにわかると思うよ。
ほんとは知っているんだから。